野菜・果実の市況:平成29年5月
5月の野菜は入荷数量増となった事に加え、前年度が平年を上回る単価水準で推移した為、概ね各品目は前年同月の単価を下回った。
堅調な相場で推移してきた白菜、キャベツなども相場が下がり、人参、胡瓜、レタスなどは前年比の2~3割安の月平均単価となった。
全般的には、野菜の主力品目が順調な入荷となったことや連休明けからの需要が低迷した為、数量増の単価安で終了した。
5月期における果実については、全般的に前進出荷傾向となった為、主力の西瓜の入荷量が特に中旬以降減少した。
いちご類については、雨が少なく気温も安定していた為生育も順調となり、事故品の発生も少なかった為、最後まで販売は好調であった。
りんご類については、小玉化傾向が強く、数量減の単価安となった。
主要品目の市況
キャベツ |
各産地順調な出荷が続いた為、単価は下がり前年同月よりも安い価格で推移した。 |
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玉葱 |
北海道産が、例年よりも早く切り上がった為、後続産地の需要が高まり前年よりも高水準の価格で推移した。 |
ピーマン |
各産地、生育順調で数量増となったが、価格は前年を下回る単価となった。 |
西瓜 |
天候も安定し、生育も順調となり主産地である熊本県産が前進出荷となり、5月中旬以降の出荷が減少した。その為、単価は前年比110%となった。 |